国の政治的指導者が、国益や国民のことを大切に、第一に、考えていると自称している人物や、そう思われている人物に、『替えられた』。
不自然なぐらいに、短期間で、連続的に。
シナリオ通りという訳だ。
何のために？

『国民と、既存の権力者たちという対立構造を覆すため』だと思う。
そのために、『国民よりのパペットを用意』したのだ。

一部の国民は、長年、権力者たちに対する怒りや不満をためこんできた。
インターネットのおかげで、権力者たちに不都合な事実が、彼らに周知されていき、権力者が逮捕されたり、糾弾されるケースが増大してきた。

そういった、特権階級グループにとっての『負の連鎖』を断ち切るために、反権力志向の人々に歩み寄って、彼らに理解がある政治家をトップにして、彼らのガス抜きをした。

これによって、特権階級グループ側にとって、一番厄介な、天敵であり、増加傾向にある、『反権力志向の覚醒した人々や、ポピュリストの人々』を、一時的になだめて、根拠なき安心感を与え、油断させることに成功したということだ。

『反権力志向の覚醒した人々や、ポピュリスト側の一時的な勝利』とは、特権階級グループによる自作自演の、政治劇の副産物だった。つまり、特権階級グループによって、意図的に創られて、もたらされたのである。

少数派である、反権力志向の覚醒した人々や、ポピュリストはこれまでの雪辱を果たしたように喜んでいても、多くの国民は不安になっている。
国民を分断して、国民間の対立を、煽る扇動者たちが必要だった。

ただし、権力者たち同士も、対立を深めているということも、事実だ。
要は、国民と国民の対立が悪化しただけでなく、権力者グループ同士の対立も深刻化しているために、現在のような政治的混乱が、多くの先進国で、発生しているのである。

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